SHARE:

山梨県のLED工事|工場・事務所の2027年蛍光灯終了対策

山梨県のLED工事|工場・事務所の2027年蛍光灯終了対策

「2027年末で蛍光灯が作れなくなる」という話は聞いたけれど、自社の工場や事務所の照明をいつ何本替えればいいのか分かりません。そんな状態のまま、いまも天井には直管蛍光灯が並んでいる、という現場が山梨県内にも多く残っています。

慌てて全数を替える必要はありませんが、放置するほど選べる手が減るのは確かです。本記事では山梨県で電気工事を行う株式会社e.Amberが、2027年に何が終わるのか、いまある器具をランプ交換だけで済ませられるのか器具ごと替えるべきなのか、そして工場と事務所で段取りがどう変わるのかを順に解説いたします。

山梨県,電気屋,甲斐電工

記事監修者

株式会社e.Amber
代表取締役 齊藤 愛一郎
第一種電気工事士1級|電気工事施工管理技士
2018年に甲斐電工として開業、2023年に法人化。南アルプス市を拠点に、山梨県全域で電気工事を承っています。電気でお困りのことがありましたら、e.Amberにお気軽にお声がけください。土日対応・即日対応可能です。(登録電気工事業者 山梨県知事登録第20250010号)

2027年末に終わるのは「製造と輸出入」で、使用禁止ではない

水銀に関する水俣条約の決定により、一般照明用の蛍光ランプは段階的に製造と輸出入が禁止され、コンパクト形(電球形)は2025年末で終了済み、直管形も2027年末までに終わります。

禁止されるのは、製造することと輸出入することです。手元にある在庫を使うことや、いま点いている蛍光灯を使い続けること自体は禁止されません。

実際に困るのは「切れたときに買えない」場面

問題が起きるのは、ランプが切れた日です。市場から在庫が消えていれば、同じランプは手に入りません。

器具本体も同様で、蛍光灯器具はすでに生産終了が進んでいます。安定器が壊れた場合、部品が無ければ修理という選択肢が消えます。

つまり2027年末は、明かりが消える日ではなく、選択肢が消えていく期限です。工場のように高所で本数が多い現場ほど、切れてから動くと負担が大きくなりがちです。

ランプの種類ごとに残り時間が違う

すでに製造が終わっている規格もあります。手元の器具に貼られたラベルや、外したランプの型番を見れば判別できます。

種類主な使用場所状況
直管形(40W・20Wなど)工場・倉庫・事務所の天井2027年末で製造・輸出入禁止
環形(丸形)事務所の休憩室・住宅2027年末で製造・輸出入禁止
コンパクト形(電球型蛍光灯)ダウンライト・ブラケット2025年末で製造・輸出入が終了済み。入手は流通在庫のみ
水銀灯(高天井用)工場・体育館・屋外2021年から製造・輸出入が禁止済み

台数と器具に応じた進め方はLED照明への更新のメニューをご覧ください。

蛍光灯からLEDへ替える3つの方法と、それぞれの落とし穴

「LED化」と一口に言っても、やることは大きく3通りあります。金額も工期も、そして安全性の考え方も違います。

ランプだけ差し替える(工事不要タイプ)

既存の器具に、そのまま挿せるLED直管を入れる方法です。もっとも安く、その日で終わります。

ただし器具の中の安定器は生きたまま残るため、安定器が寿命を迎えれば結局そこで止まります。器具本体が10年を超えているなら、この方法は延命策と割り切ったほうがいいでしょう。

安定器を切り離してLED直管を使う(バイパス工事)

器具の中の配線を組み替えて安定器を通さない形にし、LED直管を点灯させます。器具の外枠を残せるので費用は抑えられます。

この配線変更は電気工事士法上の資格が必要な工事で、DIYはできません。ソケットの劣化や器具の腐食が進んでいる場合は、バイパスしても安心とは言えません。

器具ごとLED照明器具に交換する

一体型のLEDベース照明に丸ごと入れ替える方法です。初期費用はもっともかかりますが、器具と光源の両方が新しくなるため、以後10年前後は手がかかりません。

天井の反射を含めた明るさの設計をやり直せるのも利点です。器具の直結や新設は、いずれも電気工事士の資格が要る作業になります。

方法費用の傾向資格向いている状況
ランプ差し替えもっとも安い不要(適合品に限る)器具が新しく、当面つなぎたい
バイパス工事中間電気工事士が必要器具の状態が良く本数が多い
器具ごと交換もっとも高い電気工事士が必要器具が20年超、明るさも見直したい

当社の照明器具取付・取替は要見積りとしています。引掛シーリングがある事務所の一部照明なら短時間で終わりますが、工場の高所や直結型の器具は本数と足場の条件で大きく変わるため、現地を見てからの提示になります。なお、上の表に書いた費用の傾向は方法どうしを比べたもので、当社の見積り金額ではありません

山梨県の工場・倉庫でLED化を考えるときの前提

山梨県には甲府盆地の周辺や国道沿いに、製造業の工場や物流倉庫が集まっています。昭和後期から平成初期に建った建物も少なくなく、当時のまま水銀灯や直管蛍光灯が現役という天井もあります。こうした建物では、照明の話が照明だけで終わりません。

高天井の器具は、足場と作業時間で金額が動く

天井が6mを超える倉庫では、脚立では届きません。高所作業車を入れるのか、ローリングタワーを組むのかです。

搬入経路と、その日ラインを止められるかどうかで段取りが変わります。ここは図面よりも、実際に床から見上げて決めるほうが早いところです。

LED化で電流が減り、受電設備の余裕が生まれる

照明を全数LEDにすると、消費電力は従来の半分以下まで下がります。結果として盤の負荷に余裕が出るため、設備を1台増やしたいという計画と相性がよくなります。

逆に、その余裕を見込まずに設備増設を先に決めてしまうと、あとから受電容量の話に戻ることになります。山梨県の工場の電気工事と受電容量の考え方と併せて検討すると、無駄な二度手間を避けられます。

受電設備そのものが古い場合は、照明工事の停電に合わせて点検や更新をまとめる方法もあります。キュービクル更新の交換時期と停電の段取りで、20年前後という目安と当日の流れを説明しています。

事務所・店舗のLED化は、器具選びと段取りで失敗しやすい

事務所の照明を替えるとき、W数だけを見て選ぶと後悔します。押さえておきたいのは次の3つです。

明るさは机の上の数値で見る

器具のルーメン値ではなく、実際に手元がどれだけ明るくなるかで考えます。事務室では机上面で750ルクス前後が目安とされていて、蛍光灯からの入れ替えで器具の配光が変わると、同じ本数でも暗く感じます。天井の高さと机の配置を見たうえで決めます。

光の色は用途で分ける

白っぽい昼光色は書類作業に向き、電球色は接客スペースや飲食店の客席に向きます。同じフロアで色を混ぜると、境目で違和感が出ます。

テナントの改装に合わせて照明を替えるなら、内装の色とセットで決めたほうが手戻りが少なくなります。店舗・テナント電気工事の改装から原状回復までで、退去時にどこまで戻すかという論点も扱っています。

レイアウト変更とまとめると工事が1回で済む

照明を替える工事は、天井を開ける工事でもあります。同じタイミングでコンセントの移設やLAN配線を進めれば、天井を開ける回数が1回で済みます。事務所電気工事とレイアウト変更の考え方、配線を通せるかどうかの判断はオフィス・工場のLAN配線工事の費用と流れにまとめました。

コンセント1つの増設からでも承ります。照明の見積りに来た際に、気になっている箇所をまとめてお伝えいただければ、同じ日程で組めるかどうかをその場で確認します。

山梨県でのLED化工事の進め方と、必要な日数

本数が多い現場ほど、事前に決めることが増えます。段取りは次の順で進みます。

  1. 現地確認。器具の型番、本数、天井高、安定器の状態を見る(半日程度)
  2. 方法と機種の選定。ランプ差し替え・バイパス・器具交換のどれで行くかを決める
  3. 見積り提示。本数と足場の条件を明記した内容でお出しします
  4. 工事日の調整。停電が必要な範囲と時間帯、営業や生産を止められる時間を確認
  5. 施工。事務所1フロア30台程度なら1日、工場の高天井は台数と足場次第で数日

停電の範囲は盤の系統で決まる

停電を伴う範囲は盤の系統によって変わり、フロア単位で切れる建物もあれば全館が1系統という古い建物もあります。ここは分電盤の中を見ないと分かりません。

営業中に少しずつ進めるのか、休業日にまとめて行うのかで人手も日数も変わってきます。作業の前に何をしていくらかかるかを書面でお伝えしますので、お見積りは無料で、内容を見てから決めていただけます。

営業時間は9:00から18:00、土日のご相談にも対応しています。ただし先約の状況によっては、日程が翌日以降のご案内になることもあります。

よくある質問

Q2027年を過ぎたら蛍光灯は使えなくなるのですか

A使用そのものは禁止されません。禁止されるのは製造と輸出入です。ただし在庫が尽きた後は交換用ランプが手に入らなくなるため、切れた時点で使えなくなります。

Qいまある器具のままLEDランプを入れても問題ありませんか

A器具とランプの適合が取れていれば可能です。ただし安定器が残るため、安定器が故障すれば点かなくなります。器具が10年を超えているなら、器具ごとの交換をおすすめします。

Qダウンライトやブラケットも対応できますか

A対応できます。ダウンライトの多くは天井裏で直結されているため、電気工事士による作業が必要です。器具の型番と天井の開口寸法が分かると、見積りが早く出ます。

Q工場の高天井にある照明も工事できますか

A足場の確保が要点になります。高所作業車が入れるか、ローリングタワーを組めるかです。現地でその判断をしてから、台数と日数を算出します。

QLED化で電気代はどのくらい下がりますか

A器具や台数で変わるため一律には言えませんが、消費電力が半分以下になる例は多くあります。現状のW数と点灯時間が分かれば、削減の見当をお伝えできます。

Q照明だけでなく分電盤も古いのですが、まとめて頼めますか

Aまとめてお受けします。照明工事で停電させる日に合わせたほうが、業務を止める回数が減ります。新築や増築の計画があるなら新築電気工事で着工前に決めておくことも参考になります。

まとめ|2027年までに何を決めておくか

お客様側で確認できるのは、器具のラベルと外したランプの型番から、どの規格が何本あるかを数えるところまでです。天井高と設置年も分かれば、方法の見当は付きます。ここまでは工具なしで進められる作業です。

その先、器具の直結や安定器のバイパスは電気工事士法上の資格が必要で、DIYはできません。当社の照明器具取付・取替は要見積りとしており、本数と足場、停電できる時間帯を確認したうえで金額をお出しします。

業務用エアコンの入れ替え時期が近い建物なら、業務用エアコン工事の費用と工期と工事日を合わせる選択肢もあります。

点灯不良の器具を放置して使い続けると、安定器の発熱や焦げにつながります。ちらつく、点くまでに時間がかかる、器具から異臭がする——こうした状態が出ている器具は、早めに切り分けたほうが安全です。

工場や事務所のLED化でお困りのことがあったら、器具の型番と本数をお知らせのうえe.Amberにご相談ください。

あなたへのおすすめ