山梨県の分電盤・ブレーカー交換|落ちる原因と25年の交換目安

「またブレーカーが落ちた」「盤の近くで焦げ臭いにおいがする」「エアコンを増やしたいのに契約容量が足りないと言われた」。分電盤まわりの相談は、この3つのどれかから始まることがほとんどです。
落ちる回数が増えてきたなら、使いすぎではなく盤や回路の側に理由があることも考えられます。本記事では山梨県で電気工事を行う株式会社e.Amberが、ブレーカーが落ちる原因の切り分け方、25年という交換の目安をどう当てはめるか、そして交換にいくらかかるのかを順に解説いたします。

記事監修者
株式会社e.Amber
代表取締役 齊藤 愛一郎
第一種電気工事士1級|電気工事施工管理技士
2018年に甲斐電工として開業、2023年に法人化。南アルプス市を拠点に、山梨県全域で電気工事を承っています。電気でお困りのことがありましたら、e.Amberにお気軽にお声がけください。土日対応・即日対応可能です。(登録電気工事業者 山梨県知事登録第20250010号)
ブレーカーが落ちる原因は3種類に分かれる
一口に「ブレーカーが落ちた」と言っても、落ちたのがどのブレーカーかで意味がまったく違います。分電盤の中には通常3種類のブレーカーが並んでいて、それぞれ守っている対象が別です。まず、どれが落ちたのかをご確認ください。
アンペアブレーカーが落ちたなら家全体の使いすぎ
盤の一番左にある大きなブレーカーが下がっていたら、家全体で契約容量を超えています。電子レンジとドライヤーとエアコンが同時に動いた、といった場面で起きるもので、使っていた機器を止めてから上げ直せば戻ります。ただし月に何度も起きるなら、生活に対して契約アンペアが小さすぎます。
契約変更で済む場合もあれば、家の引き込みが単相2線式で容量を上げられない場合もあります。後者は引き込みから分電盤までをまとめて更新する工事になります。
分岐ブレーカーだけが落ちるなら回路単位の問題
小さいブレーカーが1つだけ下がっている状態です。その回路につながっている機器の合計が20A(一般的な住宅回路の上限)を超えたか、機器そのものが壊れています。キッチンや洗面所など、消費電力の大きい機器が集まる場所で起きやすい症状です。
同じ回路の機器を1つ外して様子を見れば、容量の問題か機器の故障かがある程度は絞り込めます。外しても落ちるなら、配線側を疑う段階です。
漏電ブレーカーが落ちたときは自分で判断しない
真ん中あたりにある、テストボタン付きのブレーカーがこれです。落ちた場合はどこかで電気が本来の道筋から漏れていて、上げてもすぐ落ちる、雨の日だけ落ちるという症状なら屋外配線か水回りの機器が原因です。この漏電は感電と火災に直結します。
山梨県の住宅で分電盤の交換目安は25年、寿命は20〜30年
分電盤には見た目の劣化がほとんど出ません。そのため、年数で区切って判断する必要があります。メーカーが示す寿命はおおむね20〜30年で、設置から25年を過ぎたら交換を検討する時期です。
盤の中で何が劣化するのか
劣化するのはブレーカーの内部機構と、端子のねじ締め部分です。ブレーカーは電気を切るためのバネや接点で動いていて、これが経年で鈍ります。本来落ちるべき電流でも落ちなくなる、という壊れ方をすることがあり、外から気づけないぶん危険です。
端子の緩みも進み、緩んだ接続部は接触抵抗が増えて発熱し、樹脂が焦げます。盤を開けたときに茶色く変色した跡が見つかるのは、この経過をたどった箇所です。
設置年は盤の中の銘板で分かる
分電盤の扉を開けると内側に製造年やメーカー名の記載があり、カバーを外す必要はなく扉を開くだけで見えることがほとんどです。ここに1990年代の年号が入っていれば、すでに交換時期を過ぎています。
山梨県内には、甲府盆地周辺を中心に昭和後期から平成初期に建った戸建てが数多く残っています。当時の分電盤がそのまま使われている家では、回路数も現在の生活に足りていないことが少なくありません。
漏電ブレーカーが付いていない盤は交換対象
古い分電盤には、漏電ブレーカーそのものが入っていません。テストボタンの付いたブレーカーが見当たらなければ、その盤には漏電を検知する仕組みがありません。年数にかかわらず、交換をご検討いただきたい状態です。
| 盤の状態 | 判断 |
|---|---|
| 設置から25年以上 | 交換を検討する時期 |
| 漏電ブレーカーがない | 年数を問わず交換対象 |
| 盤から異音・焦げ臭い | 使用を止めて至急点検 |
| ブレーカーが落ちても復旧しにくい | 内部機構の劣化を疑う |
| 回路に空きがなく増設できない | 盤ごとの交換で解決 |
交換工事の流れは分電盤取替のメニューで説明しています。
山梨県の分電盤の交換費用と工期の目安
分電盤の交換は要見積りとしています。回路数と容量で盤本体の価格が変わり、既設配線の状態によって作業量も変わるためです。作業自体は1日程度で終わることが多い工事です。
金額が変わる要素は3つ
1つ目は回路数で、6回路の盤と16回路の盤では本体価格が違い、当然作業時間も変わります。2つ目は主幹容量で、40Aと60Aでは選ぶ機器が別です。3つ目が既設配線の状態で、古い配線を再利用できるか、盤の位置を動かす必要があるかで工事量が上下します。
そのため電話や写真だけで総額をお伝えするのは難しく、現地で盤を開けて回路の本数と配線の状態を確認したうえで金額を出します。お見積り・ご相談は無料なので、内容を見てから決めていただけます。
相場の情報をどう見るか
インターネット上では分電盤交換の相場として幅のある数字が出回っています。ただしこれらは工事の内容が揃っていない状態で並んだ数字で、当社の見積り金額ではありません。回路数も容量も書かれていない金額は、比較の材料にはなりにくいものです。
他社の見積りを受け取っているなら、盤の型番・回路数・主幹容量・撤去処分費が内訳に入っているかをご覧ください。この4つが書かれていれば、内容の比較ができます。
工事中は停電する
分電盤の交換は、家全体の電気を止めて行う作業です。停電時間は盤の規模によりますが、数時間程度を見込んでください。冷蔵庫の中身、在宅ワーク中の通信機器、医療機器の使用予定は、日程を決める段階で相談していただけると調整しやすくなります。
アンペアを上げたいときは分電盤だけでは終わらない
「エアコンを増設したら容量が足りないと言われた」という相談では、分電盤の交換だけでは解決しません。家に引き込まれている電気の方式が関係するためです。
単相2線式のままだと容量が頭打ちになる
引き込み線が2本の単相2線式では、契約できる容量に上限があり、200V機器も使えません。築40年前後の住宅には、この方式がまだ残っています。この場合は引き込みから分電盤までをまとめて更新する単相3線式への切替工事が必要で、電力会社への申請も入ります。
200V機器を入れるなら回路の空きも確認する
単相3線式であっても、盤に空き回路がなければ増設はできません。エアコン用の専用回路は1台につき1回路を使うため、部屋を増やすたびに空きが減っていきます。増設の可否は、エアコン取り付け工事で発生する追加費用の判断とも直結する部分です。
盤を替えるなら配線の点検も一緒に
25年以上経った分電盤がある家では、屋内配線も同じ年数を経ています。盤だけ新しくしても、壁の中の配線が古いままでは十分とはいえません。盤を開けるときは配線の状態もあわせて確認できるため、築30年からの配線点検と引き直しとあわせて検討する価値があります。
分電盤の工事は電気工事士の資格が必要
分電盤の交換、ブレーカーの増設、回路の追加はすべて電気工事士法で定められた資格が要る作業で、DIYはできません。法律の問題であると同時に、感電と火災に直結する作業だからです。
資格なしでできるのはブレーカーを上げ下げすることまで
落ちたブレーカーを上げる、どの回路が落ちるか確認するために分岐ブレーカーを1つずつ入れ直す、といったところまでです。ここまでは工具を使わない操作なので問題ありません。
一方、カバーを外して中に触れる、ブレーカーを取り替える、端子のねじを締め直すといった作業は、ここから先が電気工事士の資格が要る範囲です。
盤から異音や焦げ臭いにおいがするとき
ジジジという音がする、盤の周辺で焦げたにおいがするといった状態です。この状態は端子部分の発熱を疑う場面です。ブレーカーを上げ直して様子を見るのではなく、主幹ブレーカーを切ってからご連絡ください。
e.Amberの対応体制
営業時間は9:00-18:00で、土日のご相談にも対応しています。当日のご対応は現場の場所やご連絡のタイミングによってはご相談いただけますが、先約の状況によっては翌日以降のご案内になります。焦げ臭いなど緊急性の高い症状はその旨をお伝えいただければ、ブレーカー1つの交換相談でも伺います。
よくある質問
A設置から25年が一つの区切りです。寿命は20〜30年とされていますが、漏電ブレーカーが付いていない盤は、年数に関係なく交換の対象です。
A内訳に盤の型番・回路数・主幹容量・撤去処分費が入っているかをご確認ください。当社は現地を見てからのご案内で、お見積り・ご相談は無料です。
A電気工事士の資格を持つ電気工事店です。分電盤は家全体の電気の出発点なので、施工後に不具合が出たときすぐ来てもらえる距離の電気工事店を選ぶと安心です。
A盤の規模によりますが、数時間程度を見込んでください。作業全体は1日程度で完了することが多い工事です。
Aアンペア変更は電力会社との契約容量の話です。分電盤交換は盤という機器を新しくする工事です。ただし単相2線式のままでは契約容量に上限があるため、両方が必要になる場合もあります。
A漏電を検知して電気を止める仕組みがない状態です。感電や火災を防ぐ最後の砦がないことになるため、交換をおすすめしています。
まとめ
どのブレーカーが落ちたかを見ておいていただけると、そこから原因が絞れます。アンペアブレーカーなら使いすぎ、分岐ブレーカーなら回路単位の問題、漏電ブレーカーなら漏電の疑いで、ここまでは盤を開けずに分かります。
カバーを外して中に触れる作業から先は電気工事士法で資格が定められているので、そこはe.Amberにお任せください。
分電盤の交換は回路数と容量で金額が変わるため要見積りで、作業自体は1日程度です。お見積り・ご相談は無料なので、金額を見てから決めていただけます。
設置から25年が過ぎている、上げてもすぐ落ちる、漏電ブレーカーが見当たらないといった状態でお困りのことがあったら、盤の状態をそのままお知らせください。

